2016/2/4Fx予報〜ドル/円〜そろそろ売り場がやってくる

つれづれです。

 

日銀の追加緩和の三日天下も終わり、世界の状況はまた様変わりしています。

 

まず変わったのは、アメリカのドル高牽制の姿勢です。ダドリー総裁はFRBメンバーの中でも一目置かれる存在として有名です。

www.nikkei.com

 

そして、ドル安につながり、それは円高になりました。

 

次に変わったのが原油です。

www.rakuten-sec.co.jp

 

基本的に原油はドルで取引されるので、ドル高で安くなり、ドル安で高くなります。もちろん、需給のバランスも影響を受けますが。

 

これらの動きから、今後しばらくの間はドル安と原油高が続くと考えます。原油が上がると物価も多少上がると思われます。そうすると、一応物価を目標にしている追加緩和をする理由がなくなっていきます。

 

通常、利上げを避けるということはアメリカの株式市場としては歓迎されるものなので、ダウ平均も上昇して引けました。利上げが遠のくとなれば、アメリカの国債は売られずに買われやすくなります(金利は下がる)。

 

一方の日本は、日銀のマイナス金利導入で、経営的に苦しくなった銀行などの金融機関が国債の金利で何とか利益を上げようとして国債を買うことで、長期金利は過去最低になりましたが、これは長続きしないと考えます。

 

というのも、日銀が国債を買いすぎているので、そんなに沢山買えないのです。では、日銀の超過準備金にマイナス金利をかけられた金融機関はどのように利益を上げたらよいでしょうか?

 

答えは簡単です。国債を売り払うのです。

 

現在、マイナス金利で企業の普通預金から手数料を徴収する動きが出てきています。個人はまだ大丈夫ですが、度を超すと個人にも手数料を課すでしょう。あるいは、ATMの利用料や振り込み手数料も増額になりかねません。

 

黒田日銀総裁は、まだマイナス金利を下げられると自信をみせていますが、まず無理です。そもそも3日間しか効果がなかった政策を強めるのは・・・・。正気とは思えません。

 

量的金融緩和で国債を買うのも、そろそろ大変ですから、日本国債の史上最高の高値はズバリ、今しかないのです。

 

これ以上国債価格が上がらないと考えれば、こぞって金融機関は国債を売るでしょう。金利は上昇します。ただ、日銀の買い入れである程度のところで落ち着くとは、思います。それまでの間は、日本の国債の金利上昇とアメリカの国債の金利低下から、ドル安円高のピークが生じます。

 

ちなみに、ある程度国債が売られたところで、金融機関も金利が上がった国債を多少は買うでしょう。それでまた金利で利益を得るはずです。

 

話が少しそれましたが、ドル/円日足チャートでMACDが陰転化間近です。その頃には、おそらく115円台になっていると思われます。早ければ、明日の雇用統計がトリガーになるでしょう。

 

そこから、105円くらいまでの10円は利益が得られると思うので、ワクワクしながら待つことにします。

 

このときの、さらなるドル安円高のトリガーに、日本国債の金利上昇を予想します。

 

 

 

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