もはや中銀が為替を支配できなくなった
つれづれです。
今すごい事が起きています。
ECBは予想以上の追加緩和を繰り出しました。市場は一旦ユーロ安、ドル高、円安に大きく振れました。
しかし、どうでしょう。今はむしろユーロ高になっています。
おそらく、これはドラギ総裁が、「追加利下げは見込まない」という発言によると思われます。
つまり、これ以上はユーロ安にならない。緩和は打ち止め、という印象を与えたのでしょう。
緩和に慣れてきってしまった市場は決して満足しません。
もう餓鬼と化した市場を中銀が支配できなくなっています。永遠の緩和でもない限り。