1ドル=100円を下回ったら円売り介入があるだろうが、それは5月9日(月)か?

つれづれです。

 

安倍総理の欧州歴訪が今日から7日間で始まりました。安倍総理が為替のことで情報を発信しづらい期間になります。投機筋は遠慮無く攻めてくるでしょう。それが仕事ですから。

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同行する麻生財務大臣は円売り介入を示唆する口先介入を残していきました。日本が為替政策の監視リストに初めて入った後のことです。アメリカが言いたいのは、「いつまでも経済政策で為替ばかりに頼るんじゃないよ。構造改革はしないのか?もう十分円安で儲けただろう。」ということだと個人的には思います。

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一度動き出したトレンドはちょっとやそっとの介入では変えることができません。が、さすがに、125円→100円まで20%の円上昇は穏やかではありません。100円というのも一つの節目として十分捉えていると思われます。投機筋も100円まで行けば達成感が出そうですから、最終地点は100円割れになるかどうかだとにらんでいます。

 

たとえもし、100円を割ってもそれは長くはならないでしょう。円高阻止の声が日本の経済界から多く出るでしょうし、参院選が近いのでそういった声を無視するとは到底思えません。当然、投機筋も攻めづらくなります。

 

素人の我々が100円以下をターゲットにするのはやめておいた方が無難です。介入のある無しに関わらず、思わぬ反発を食らうかもしれないからです。

 

ですので、安全マージンを取り、ちょっと円安方向の102円をターゲットにすることをオススメします。少し前までは105円くらいもターゲットの一つだったのですが、現在の相場の動きから見ますと、その程度で収まるような動きではありません。

 

来週は円高と株安が進んで、安倍総理が戻ってくるのが5月7日(土)ですから、帰国後にドル円と日経平均の惨状を目の当たりにして、麻生大臣と一緒に円売り介入を声高に叫ぶことでしょう。一応アメリカにも事情を説明して、介入を納得してもらえるかもしれません。時間的にも余裕がありますから。

 

というわけで、あまりドキドキしたくない方は5月6日(金)中に利確してください。遅くとも5月9日(月)の寄り付き前くらいが妥当です。前場が始まってからは要注意です。

 

その先の流れについて、ダウ平均の崩れ方をみますと、リスクオフはもうしばらく続きそうですから、1ドル=100円前後で一度は反発(円売り介入の有無に関係なく)してから、再度2番底を目指していくという流れを想定しています。

 

2番底形成は5月末の伊勢志摩サミット付近だと考えています。急反発というほどの強さはないと思われますが、それが確認できれば、いわゆる仕込み時でしょう。

 

FXで言えば、1ドル=100円を切ったら円売り・ドル買いもアリだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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