6月雇用統計の大幅上振れ!!7月のFOMCでアメリカは利上げへ〜ポンド売りは一旦手仕舞い推奨〜

つれづれです。

 

先ほど6月のアメリカの雇用統計の発表がありました。非農業部門雇用者数の予想が18万人のところ、28万7千人でした。

 

大幅上振れで、5月の雇用統計の下振れ分を埋めた格好になりました。一応、5月分がさらに下方修正(1万1千人)になったのと、平均時給の若干の予想下振れが気になるところではあります。

 

しかし、5月の雇用統計は、どうもベライゾンのストライキや悪天候で就業できなかった人数がかなりいたため、数値は低いものの、過度に気にしなくて良いと考えます。

www.bloomberg.co.jp

 

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そもそも、景気後退に本格的に入っていれば、今回のような大幅な上振れは起こり得ないように思えます。FRBはアメリカ経済の軌道が順調であると感じられる内容だったと言えるでしょう。

 

この新しい材料をもとに、為替はドル高に振れて、ドル安に切り返し、再度ドル高になってから現在はドル安のままになっています。めまぐるしいですね。市場もどう反応してよいか迷っているようでしたが、結局は「まずまずアメリカ経済は順調だが、利上げは遠のく」、という判断だったのでしょうか。利上げのサプライズショックが怖いですね。

 

ドル安の理由はさておき、結果として、しばらくはドル安基調が強まると思われますので、ポンド売りはしばらくお休みになります。ポンドドルは一旦1.307−1.316ドル付近、ポンド円は132.70−134円くらいまでは戻す可能性が高いと読みます。ちょっと読むのが難しいのですが、少なくとも今までのように急速にポンド安にはならない気がします。

 

どうやら円高ドル安が終わってから、ポンド安に再回帰してくる雰囲気です。ちなみにユーロドルはほぼ横ばいに当面推移しそうで面白くないです。ユーロならユーロ円でユーロ売りが良さそうですね。ターゲットは1ユーロ=100円です。ドル円は96円がかなり堅そうです。

 

個人的にはダウ平均が上昇してしまったので、それが痛いですね・・・。アメリカ人は本当に能天気だと思っています。でも、その気持ちを読めない私もいまいちでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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