誰も買わない

つれづれです。


魔のゴールデンウィークが近づいてきました。日本市場が動けない一週間が待っています。


ところで、2018年度の海外の売り越し額がとても大きかったようですね。海外勢は利益を出して引き上げたのです。つまり、当面は利益が期待できないと考えたのでしょう。


下がったら買う日銀という日本市場限定の巨大プレイヤーはいますが、上値を買っていく投資家はどこにもいません。自明な事ですが、日本は海外投資家が買わないと、上昇は期待できません。すなわち、当分、株価は上がりません。むしろ、ヘッジファンドのような機関投資家は、利益を上げるために、相場を動かします。対象は、逃げ遅れた弱者を餌に売り込んでくるでしょう。弱者とは、中途半端に信用取引で買いポジションを持っているような人達です。特に日銀の救済的な買いが入らない新興市場ほ悲惨なことになりそうです。現物の長期投資家の人達は痛くも痒くも無いでしょうが。


私は基本的にレバレッジをかけて運用するので、リスクオンポジションを全決済しました。含み損がある程度ありましたが、この間の年末年始の時よりはかなり回復しました。今は、リスクオフポジションのみです。


そういえば、もし米中貿易戦争が一段落したら、日米貿易交渉が始まります。日本に有利にはトランプ大統領は絶対にしません。そもそも、最近の中国の株価が急上昇していますから、中国もそれなりに強気に戻りそうで、米中貿易交渉がまとまるかはわかりませんが。結局破談で、中国の株価急落の懸念もあります。


イギリスのBrexitも迷走中です。ユーロ圏も影響を受けます。何が起こるか分からない時、投資家は不安で資金を市場から引き上げます。


金融市場に明るいニュースがなさそうな新年度になりそうです。が、注意しながら、売りで利益は上げられます。ただし、万人には向かない手法ですから、人には勧めません。現物で、今年の底あたりで買うのはお勧めできそうですが。


最後に、ユーロ円。少しユーロ高に動きはしましたが、ユーロ売り推奨は変わりません。








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