Xデーは4/10か？

つれづれです。

おはようございます。昨日のアメリカの雇用統計は強弱入り混じる結果でした。ドル円は高値圏内のままですが、円安は加速しませんでした。112円は難しいでしょう。

この程度の統計結果とダウ平均でも、トランプ大統領は緩和推進の発言をしており、このドル安誘導はドル円にとっては重い足枷となります。実際には、FRBはこの程度の状況で、緩和なんかしませんが。しかし、この牽制などから、目立った円安にはできない政治状況なのです。日本側としては、日米貿易交渉が終わるまでは、少し円高気味の方が都合が良いでしょう。日銀は追加緩和を当分しづらいわけです。そもそも、消費税増税で景気が悪化してきたときに、追加緩和のカードはとっておくでしょう。

さて、Brexitの期限延長について、4/10にEU首脳が会合を開き、認めるか話し合います。全会一致の可決が必要な案件ですので、否決される可能性もあります。個人的には延長されないと思います。仕方なく一度延長されていますし、その期間も短めでしたから。既にEU側は合意なきBrexitの準備をしているように思えます。イギリス側は宙ぶらりんですが。否決されると、リスクオフまっしぐらでしょう。ポンド安、ユーロ安、円高、ドル安(ユーロと比較では相対的に高い)です。この日のあたりは、日柄的にも丁度良いタイミングに当たります。

無理せず、気長に待ちましょう。たとえ、予想が外れても。