ポンド安の終焉
つれづれです。
1日近く遅くなってしまいましたが、ポンド売りは手仕舞いを推奨します。理由は以下の2点です。
1 イギリスの中央銀行であるイングランド銀行が緩和の方針を撤回する可能性を示唆した
あくまで可能性を示唆しただけですが、これまでの積極的な利下げという方針からは後退するので、ポンド売りが仕掛けづらくなります。
物価が上昇しすぎれば、利上げもあり得るのでかなり重要な示唆になっています。
2 イギリスのEU離脱には議会承認が必要だと、ロンドンの裁判所が判決を下した
政府は上告しており、最終的な判決は来月上旬になりそうで、離脱のプロセスに多少の影響が出る可能性があります。
これまでポンド売りを仕掛けてきた筋からみれば、一旦利確したくなるタイミングになるのは間違いありません。ポンドドルで1.3ドル、ポンド円でも135円程度までのリバウンドはありそうで、状況次第ではポンド安から転換する可能性もあります。危険ですので、ポンド売りのポジションは解消した方が良いと考えます。
逆に冒険したい方はポンド円のポンド買い・円売りポジションをお薦めします。この理由は、ポンドドルでのドルは今後ドル高になると私は読んでいるからで、円は円売りと呼んでいますから、利幅が取れそうなのがポンド円という判断からです。