FX番外編

つれづれです。


いつもドル円の話しばかりなので、最近気になった他の通貨のことも書いておきたいと思います。


1) トルコリラ円のリラ買いポジションは致命的。


トルコリラ円はかなりトルコリラ米ドルの影響を受けていますが、当面はドル高です。トルコはトルコリラ安が好きな大統領の半ば独裁ですので、多少利上げしても焼け石に水です。高金利通貨だからと買っても損するだけです。底なし沼状態で、1トルコリラ20円を下回っても違和感ありません。大変酷いチャートです。

  時々、証券会社でトルコリラ建ての債権も販売してますが、あれも危険です。手を出してはいけません。為替のトレンドがわからないか、きちんと説明無しに購入する人が多そうで、後々問題になるのではないでしょうか。


2) ユーロ米ドルは揉み合いか?


ユーロの利上げが緩やかな中で、ドル高が進行すると思われます。1ユーロ1.1ドルくらいまでの下落はあるかもしれませんが、不確定要素が多いです。結構変動が激しいので、正直、私は自信ありません。



3) ユーロ円は円安トレンド回帰か?


ユーロの緩やかな利上げがあり、緩やかでしょうが、ドル円のような円安になると思われます。133円あたりを抜けば、間違いないでしょう。今は準備段階のようです。ユーロ米ドルよりはやりやすいペアだと思います。


4) ランド円は政治次第


こちらも高金利通貨で有名ですね。大統領の交代で赤字が解消されて、ランドが買われていけば長期の円安トレンドが見込めます。トルコリラよりはマシでしょう。円安トレンド前の揉み合いをしているようですが、1ランド9円あたりを確実に抜けば当面は良さそうです。ただ、発展途上国は政情が不安です。スワップの儲けを度外視している私からみると、やはり怖くて手を出せません。


まとめると、


FXではスワップ狙いではなく、為替差益を狙うのが本筋。(私はスワップはおまけくらいに考えています)


今やるならドル円かユーロ円。


ランド円はましだが、トルコリラは底なし沼覚悟で保持する以外はポジション解消が妥当。(トルコリラ高になるのは、アメリカが金融緩和を再開するか、トルコの大統領が交代する時でしょう。)












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