波乱相場の日経平均の下値のメドは13,300円?
つれづれです。
四季報で面白い記事を見つけました。
記事の一部を抜粋すると、日経平均のリンク債のノックインプライスがだいたい13,300円であり、それを割ると発行体は先物などのロングポジションをすべて投げる(=売る)というものです。
日経平均のリンク債は、定められた基準の値(当時の日経平均からマイナス30−40%)を下回らなければ、数%の利息をもらえるという債権です。
逆に、この基準を下回った場合には、投資額よりも減額されて償還される場合があります。単純に言えば、損するわけですね。
貪欲なヘッジファンドがひとつの目標額として、13,300円を狙って下押しを狙う可能性は十分あります。
この価格は、以前から私が想定しているレンジの13,000-14,000円に合致するものであり、特段驚くことではありません。
2月12日の日経平均1万4952円でノックインしたリンク債が337億円ということですから、13,300円でも同様以上の規模でノックインが起こりうる可能性があるわけです。
ですから、13,300円でノックインが生じて、それなり規模でのロングポジションの投げが生じれば、一時的に13,000円を割るのではないかと考えています。そして下ひげを付けると予想します。この水準はちょうど月足の一目均衡表の雲上限に位置していますから。
そうなれば、迷うことなく買い場でしょうね。現在ノーポジションの人は、そこまで待っていれば良いですね。